美しい大和言葉を話したい!活用例を日常生活・仕事・子育ての3つのシーン別に紹介

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美しい大和言葉を話せるようになるメリット

恐れ入ります」や「お召替え」のような、柔らかい響きで美しい大和言葉を話せるようになると、次のようなメリットがあります。

  • 上品な印象を与え、評価があがる
  • 就職・転職の面接で有利になる
  • 子どもがいる場合、子どもの人生にも良い影響を与える

大和言葉は、あなたの人生を良い方向に導いてくれる素晴らしい「言葉のオシャレ」なのです。

メリット①上品な印象で評価があがる

大和言葉を会話に取り入れることで、周囲の人はあなたに対して「上品な人だな」と感じてくれます。

人は言葉遣いを聞いただけで、相手の「人となり」を判断しているものです。

  • あまり親しくない人
  • 初対面の人

に対して上手に大和言葉を織り交ぜて話すことで、特に好印象をもってもらうのに効果的です。

相手からの印象が良くなることで、良好な人間関係を築きやすくなり、今後のコミュニケーションもスムーズになることでしょう。

メリット②就職・転職の面接で有利になる

大和言葉はその美しい響きのおかげで、話している本人の人柄まで素晴らしく感じるものです。

これは、あなたの第一印象を良くすることにつながります。

限られた時間で交わされた会話から、こちらの人柄を判断されてしまうような就職面接などで、特に効果を発揮します。

人柄に関する印象は合否に大きくかかわるため、大和言葉を織り交ぜて言葉遣いを丁寧にすることは、とても重要な面接対策となります。

メリット③子どもの人生にも良い影響を与える

子育てに大和言葉を取り入れた場合、子どもは自然と大和言葉を使った言い回しができるようになるでしょう。

子どもが大和言葉をうまく使えることによる恩恵には、さまざまなものがあります。

  • 丁寧な言葉遣いで、教師や周囲の大人から好感を持ってもらえる
  • 大和言葉を通して国語や歴史にも興味をもち、成績が上がりやすい
  • 高校・大学受験の面接や、就活での面接で合格しやすい

丁寧な言葉遣いで接してくれる子どもに対して、大人が優しくしてあげたくなるのは当然の心理ですよね。

結果的に周囲の大人からサポートを受けられるようになり、子どもが幅広い経験を積むための手助けとなるはずです。

大和言葉の美しい表現とシーン別の活用例

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シーン①日常生活に取り入れる

友達との会話や、職場での雑談などの「日常生活」に取り入れたい美しい大和言葉について紹介していきます。

こよなく

こよなく」は、形容詞「こよなし」の連用形です。

古語では、単に「普通の程度を超えている」ことを表していましたが、現在は「他の何にも勝る」という意味を表す副詞として使われています。

<活用例>

相手に自分の趣味を紹介するときに「私はテニスをこよなく愛しています」などと言うと、好きな気持ちがより伝わります。

心配り

心配り」は相手の立場や感情を心から思いやり、配慮することを表します。

心配りができると、よい人間関係をスムーズに築けるようになります。

<活用例>

いつもお世話になっている人に「いつも優しい心配りをしてくれて、ありがとう」と言ってみましょう。

あなたが相手の細かい配慮をありがたく感じていることが真摯に伝わるはずです。

心尽くし

尽くす」という言葉には、「すべてを出し切る」という意味があります。

心からすべてを出し切り、相手のことを思いやってもてなすという行為は、とても美しいですね。

<活用例>

現代の日常生活でもよく使われる「心を込めて~する」という表現を、「心を尽くして~する」に言い換えてみてはいかがでしょうか?

より一段とあなたの真心が伝わることでしょう。

馴れ初め(なれそめ)

馴れ初め」は、恋愛関係のはじまり、恋のきっかけという意味で、「好きな人とお付き合いするようになった経緯」のことを指します。

恋愛関係でのみ使われる表現で、友達関係などでは使いません。

<活用例>

恋愛関係にあるニ人や恋人のいる人に出会ったら、「ニ人の馴れ初めを教えてください」と尋ねてみましょう。

相手のことをより深く知ることができますよ。

麗らか(うららか)

麗らか」は、空が晴れておだやかなことや、声や心が明るくほがらかなことを表します。

気候と人、どちらに対して使う場合も「はればれ」とした様子を綺麗に表現しています。

<活用例>

春のよく晴れた過ごしやすい日には、「本日はとても麗らかな気候ですね」と伝えてみましょう。

気持ちの良い気候であることを上品に伝えることができますよ。

したためる

「したためる」は、「書き記す」という意味です。

使用頻度は高くありませんが、ほかに「食事をする」「整理する」という意味もあります。

いずれも、ぬかりなくしっかりと準備することを表す、綺麗で趣のある表現です。

<活用例>

しばらく連絡を取っていない友人や親せきに、「近頃お会いできていませんでしたので、手紙をしたためることにしました」と添えて手紙を送ってみましょう。

相手のことを思い、手紙を書いた様子を表すことができます。

たおやか

たおやか」という言葉の響きを聞くだけで、柔らかいような、綺麗で上品なような印象が伝わってきますね。

特に女性のことを褒めるときに使われる表現で、言葉の意味としては「しなやか」などが近いです。

漢字で書くと「嫋やか」という表記になり、現代ではあまり馴染みがないかもしれません。

<活用例>

若い世代からすると「たおやか」という言葉に古風な印象があり、日常会話に取り入れるのが難しく感じるかもしれません。

「あの人のしぐさって、たおやかですよね」のような言い回しだと、気軽に使いやすくなります。

そこはかとなく

そこはかとない」は、明確な理由や原因はないけれど、なんとなく感じるさまを表す言葉です。

「かすかに」、「おぼろげ」といった言葉と同じようなニュアンスを持っています。

うまく言い表せない漠然とした雰囲気を、上品に表現することができますよ。

<活用例>

街を歩いていて、なにか良い香りがしてきたときに「そこはかとない良い香りがしますね」と言ってみましょう。

意味を知っておくと、「自分はそう思うけれど、うまく説明できないとき」に、万能に使える便利な表現です。

おいとまする

おいとまする」は、訪問先を立ち去ることを表します。

別れを丁寧に伝えることができるので、現在も別れ際の言葉としてよく使われています。

<活用例>

知り合いの家を訪ね、用事が終わって帰るときには「本日はありがとうございました。今日はこのあたりでおいとまします」と伝えましょう。

相手への敬意や感謝の意を表すことができます。

シーン②仕事に取り入れる

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ビジネスシーンや職場の上司・先輩との「仕事」での会話に取り入れたい美しい大和言葉について紹介していきます。

心を寄せる

深い愛情や思いやりを表す言葉で、優しい印象が伝わります。

寄せる」という言葉のおかげで、相手に寄り添うような、心温まる表現となっています。

<活用例>

プロジェクトのチームで何かに取り組むときに「協力して頑張ろう!」という掛け声も悪くないですが、「互いに心を寄せて頑張ろう!」と言ってみてはいかがでしょうか?

ただスムーズに連携するだけでなく、心から一致団結できそうな気がしますよね。

つつがなく

つつがなく」は、古くからの日本の風習や文化から生まれ、安全や平和を願う美しい言葉です。

相手の安全や幸福を祈る優しい気持ちを表現し、穏やかな印象を与えます。

<活用例>

屋外でのイベントを控え、天気が心配なときに「予定通りに開催されたらいいですね」というセリフを、「つつがなく開催されたらいいですね」と言ってみましょう。

あなたの上品さをアピールできますよ。

奥ゆかしい

奥ゆかしい」は、気配りがうまくて落ち着いている、気品溢れる人に対して用いられる表現です。

女性に対しての褒め言葉として使われる場合が多いですね。

また、「心がひかれ、さらに深く知りたい」といった意味で使われることもあります。

<活用例>

いつもさりげなく仕事のサポートをしてくれる人を話題にする際、「○○さんは、いつも奥ゆかしい態度で好感が持てます」と表現してみましょう。

相手の上品さや慎ましさをうまく表すことができますよ。

いたわり

いたわり」は相手の感情や状況を思いやる優しさを表します。

相手のことを尊重して気に掛けるような、心温まる印象を伝えます。

<活用例>

残業続きで疲れている人を見かけたら、「ゆっくり休んで、体をいたわってくださいね」という言葉をかけてあげましょう。

相手の体調を心から案じていることが伝わるでしょう。

ねぎらい

「ねぎらい」は、相手の努力や苦労を認めて心から称賛することを表します。

あなたが相手のことを理解していると伝わり、気持ちを穏やかにしてもらえるでしょう。

「ねぎらい」という言葉そのままを用いることは少ないです。

<活用例>

部下に対しては「ご苦労様」「いつもありがとう」など。

上司に対しては「お力添えをいただきありがとうございます」「いつも頼りにしています」などと伝えると好印象を与えられます。

ゆくゆくは

「ゆくゆくは」は、将来のある時点で、何かが起こるということを表します。

「徐々に」、「将来的には」といったニュアンスがあるため、未来に向かって物事が進んでいる様子を端的に表現しています。

<活用例>

相手に将来的なビジョンを語る際に、「ゆくゆくは、このプロジェクトを全国展開させたいんですよね」などと表現すると、未来を見据えた前向きな気持ちで取り組んでることが、相手に伝わりますよ。

お引き立て

お引き立て」という言葉は、相手からひいきにしてもらうことを敬う意味があります。

その柔らかな響きや丁寧な表現は、相手に対する感謝を示しています。

<活用例>

取引相手とともに新しいプロジェクトに取り組む際に「今後ともお引き立てを賜りますようお願いいたします」などと表現すると、良い信頼関係を築けるでしょう。

よしなに

よしなに」は、「よろしく」、「ちょうど良い具合に」を意味する副詞です。

「よろしく」よりも改まった表現として使われます。

改まった表現ではありますが、言葉自体に敬語の意味がないため、単体で使うと失礼となってしまう場合があるので注意しましょう。

<活用例>

仕事で関わる相手に、「どうぞ、よしなにお願いいたします」と伝えることで、丁寧な印象を与えることができます。

「よしなに」は、相手に具体的な部分は任せるという抽象的な言葉なので、仕事上での指示がある場合は、別途伝えておきましょう。

シーン③子育てに取り入れる

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「子育て」の子どもに対する声かけに取り入れたい美しい大和言葉について紹介していきます。

ときめく

ワクワクとドキドキが入り混じったような、心の動きを表現している「ときめく」。

異性に対して胸が躍るような感覚を表すときにも使われます。

自らの意思とは関係なく、心が勝手に反応してしまう様子が伝わる表現です。

「好き」という直接的な言葉よりも、「ときめく」は内に秘めたような謙虚な印象を与えてくれます。

<活用例>

子どもが図鑑を読んでいるときに「この中で 〇〇ちゃんがときめく動物(乗り物など)はどれ?好きなものを教えてくれる?」などと聞くと、自然に「ときめく」の意味を理解してくれるでしょう。

ゆかり

「ゆかり」は、物事との深い繋がりや「ご縁」を表現し、過去から現在までのつながりを象徴しています。

文化や歴史、人間関係における「絆」と結びついていて、日本の豊かな価値観を表す美しい言葉です。

<活用例>

子どもをお城の観光地(たとえば大阪城)に連れてきたときに「このお城は 豊臣秀吉っていう人にゆかりがあるんだよ」などと説明してあげると、「ゆかり=関係」のように認識してくれるでしょう。

たたずまい

繊細なリズム感で、聞いていて心地のよい「たたずまい」という言葉。

物静かな印象や上品な姿を、風情ある印象で伝えます。

外見の印象だけでなく、内面も含めた意味を表現します。

<活用例>

子どもを連れて冠婚葬祭に参列するときに「今日はたたずまいを正して、お利口にしててね」などと伝え、親も姿勢を正して行儀よく過ごしていれば、自然と言葉の意味を理解してくれるでしょう。

ひたむき

ひたむき」には「一生懸命」という意味がありますが、努力しているという事実だけを表すわけではありません。

物事に真摯にとりくむ姿勢など、内面的な高潔さも含めた表現となっています。

<活用例>

子どもが熱心に物事に取り組んでいたら、「〇〇ちゃんはいつもひたむきな姿勢で感心しちゃう」などと言ってみてはいかがでしょうか?

さっきまでの自分の様子を「ひたむき」と表現するのか、と認識してくれやすいです。

けなげ

「けなげ」は、逆境や困難にも負けずに前向きに挑む姿勢を表します。

一生懸命な姿勢が伝わり、まっすぐな内面も表した美しい言葉です。

<活用例>

子どもが勉強やスポーツなどで失敗しても、諦めずに頑張っていたら「〇〇ちゃんのけなげな姿勢、尊敬するよ」と伝えてみましょう。

寄り添った声かけをすることで、子どもの心をより前向きにしてあげられるはずです。

おすそ分け

自分では食べ切れない・使い切れないものを相手に譲る行動を指しますが、そこには相手への思いやりが含まれています。

おすそわけ」という響きにも優しい印象があり、もらった相手も心が温まる表現です。

<活用例>

親が自分では食べ切れない量のお菓子やおみやげを職場で受け取って、困ってしまう場面ってありますよね?

家で子どもに一部を譲る際には、「食べ切れないからあげる」と言わずに「はい、おすそ分け」と言うと、丁寧な言葉遣いを教えられます。

綴る(つづる)

「綴る」は、ばらばらのものをまとめるという意味があります。

よって、言葉を連ねて文章を作ったり、思いを文字で書き表したりするという意味で使われることが多いです。

<活用例>

子どもが寝る前に、「今日一日あったことを日記帳に綴ってごらん?」と表現すると、「丁寧に文章を書くこと」が自然と身につくでしょう。

慈しみ

「愛情」「優しさ」などの意味をもち、相手のことを想いやる心温まる言葉です。

もともとは「深く心を寄せる」という意味がありました。

「いつくしみ」という言葉の響きそのものが綺麗で、伝統や日本の美意識を感じさせます。

<活用例>

少しかしこまった印象が強く、日常会話で使いにくいかもしれません。

大人同士で子どもについての話題をするときに「わが子を慈しむ」という表現がよく使われます。

美しい大和言葉のメリットを最大限に引き出すには

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美しい大和言葉のメリットは、ただ話すだけでは引き出しきれません。

最大限に大和言葉の良さを表現するには、以下のことに気を付けると良いでしょう。

  • むやみに大和言葉を使いすぎない
  • ゆっくりと落ち着いた口調で話す

ほどよく織り交ぜられた大和言葉は「上品だな」という印象を与えますが、くどくなると「言い回しが分かりにくい」「古風な人」など、マイナスなイメージにもつながりやすいです。

また、せっかく柔らかい響きをもつ美しい大和言葉を話すのですから、言葉の内容に合わせて、話し方も魅力的になるように努めたいものです。

ゆっくりと落ち着いた口調で、相手が聞き取りやすいように配慮して話すと良いでしょう。

大和言葉は「相手のことを思いやる気持ち」があると、その魅力が一気に引き立つのです。

大和言葉で身も心も美しくなれる

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現代の会話には横文字が溢れ、時に味気なくも感じられますよね。

そんな現代において、日常の会話にさりげなく美しい大和言葉を織り交ぜることができれば、相手に「おっ」と思わせることができます。

この記事で紹介した表現を取り入れて、ぜひ品のある言葉遣いを目指してみてください。

「言霊(ことだま)」という言葉があるように、私たちが話す言葉には魂が宿ります。

美しい大和言葉を話すことで、身も心も美しくなれますよ。

「この人は教養が深そうだな」「上品な人だな」という印象を与え、一目置かれること間違いなしです。

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