大和言葉の儚い気持ちにさせる表現まとめ【11選】
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目次
大和言葉の儚い気持ちにさせる表現
泡沫(うたかた)
「泡沫」は水に浮いた泡のことを表す言葉です。
儚いものの例えとしてよく使われる表現となっています。
玉響(たまゆら)
「玉響」は、少しの間をあらわす言葉です。
2つの宝石が軽くぶつかる音から生まれた表現で、儚い時間の短さを伝えます。
玉の緒(たまのお)
「玉の緒」は、もともと宝石に通す短い紐のことを指していますが、転じて命の短さを表現するようになりました。
短い命に対して儚い気持ちを抱かせます。
空蝉(うつせみ)
「空蝉」は、蝉の抜け殻のことを指す言葉です。
転じて、この世は頼りなく儚いということの比喩として使われるようになっています。
移ろう(うつろう)
「移ろう」は、色あせるという意味の言葉です。
青々としていた木の葉が赤く色づくという「紅葉」を思わせる意味も含んでいます。
状態が変わっていくことを伝える表現で、儚さを感じさせます。
朧月(おぼろづき)
「朧月」は、春に見える、ぼんやりとかすんだ月のことです。
月が見えたり見えなかったりして、隠れがちな月の儚さを感じさせる表現です。
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名残(なごり)
「名残」は、余韻という意味の言葉です。
物事の余韻にひたっているとき、私たちは儚さを感じていることが多いですね。
波の綾(なみのあや)
「波の綾」は、ゆるやかに揺れる水面を綾に見立てた表現です。
二度と同じ形の綾ができないことから、儚い気持ちにつながる言葉です。
波の花(はみのはな)
「波の花」は、波が岩に当たって砕け、白く見える部分のことを指します。
これも「波の綾」と同様に、一瞬で消えてしまう水しぶきに儚さを感じさせる表現です。
花筏(はないかだ)
「花筏」は、春に満開に咲いていた花が散り、花びらが水面に浮いて流れていく様子を表した言葉です。
花の見ごろが短いことを彷彿とさせ、私たちに儚い感情を湧き起こさせる表現となっています。
花心(はなごころ)
「花心」は、咲いてはすぐに散ってしまう花のように、移ろいやすい心のことを表す言葉です。
「浮気」という意味でも使われることがあります。
ずっと同じ気持ちではいられないという、儚さを表現した言葉といえるでしょう。
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大和言葉には儚さを表す表現がたくさんある
ここまで紹介してきたように、大和言葉には儚い気持ちを伝える表現がたくさんあります。
さまざまな表現を使いこなすことで、あなたの品格が伝わり、教養の高さを伝えられるでしょう。
当サイト「大和言葉なび」では、日常会話に取り入れたい大和言葉の表現を一覧にしたデータベースも作成しています。
大和言葉に興味をもっていただいたこの機会に、ぜひ活用して、実生活に活かしてみてはいかがでしょうか?↓