大和言葉の季節にまつわる表現【春夏秋冬ごとに一覧あり】

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大和言葉の春夏秋冬の季節ごとの表現を一覧にして紹介していきます。

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詳細ページでは

  • 例文
  • 由来
  • 言葉美人度
  • 取り入れやすさ

なども確認できますので、併せてご覧ください。

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大和言葉の春の季節にまつわる表現一覧

大和言葉の春にまつわる表現を一覧にまとめました。

あいのかぜ
あいの風
北陸の日本海に面した地域で、春から夏にかけて吹く北東のさわやかな風
あきのかがみぐさ
秋の鏡草
アサガオ
あわゆき
淡雪
春先のうっすら積もって消えやすい雪
いてかえる
凍て返る
春に再び冷え込むこと
うすらい
薄氷
春先に薄く張った氷り
おぼろ
春の夜に、モヤで景色が霞むこと。
おぼろづき
朧月
春に見える、ぼんやりとかすんだ月のこと
ここかしこにはるのきざし
此処彼処に春の兆しが覗くこのごろ
手紙の冒頭で使う文章。季節が次の季節へと向いていると感じたときに使う。
こち
東風
春に吹く東からの風
このめかぜ
木の芽風
春風と同じ。
こはるびより
小春日和
冬の暖かい1日
さくら
日本の春を代表する美しいピンク色の花
しものはな
霜の花
霜を花にたとえた表現
しゅんしゅう
春愁
春にワクワクするようなもの寂しいような、複雑に感じる心の様子
しゅんりん
春霖
春に降る長雨
せきしゅん
惜春
春が過ぎていくことを惜しむこと
つばき
椿
寒い冬にも花を咲かせる数少ない植物
つみくさ
摘草
春に野草などを摘むこと。
とりくもにいる
鳥雲に入る
渡り鳥が春になって北国に去っていく様子
とりぐもり
鳥曇
春に曇りの日が続くこと
なごりのゆき
名残りの雪
春に溶け残っている雪、春先になってから降る雪
にげみず
逃げ水
蜃気楼のこと
のやき
野焼き
春に枯れ草を焼き払うこと。
はつちょう
初蝶
春になってはじめて見る蝶
はなあかり
花明かり
暗闇の中で淡く光って見える花の様子
はないかだ
花筏
水面に散った桜が浮かんで流れていく様子
はなぐもり
花曇り
桜の花の咲くころの、薄くぼんやりと曇った空模様
はなのあめ
花の雨
春の桜が咲く時期に降る雨
はなびえ
花冷え
春の桜が咲く時期に寒さが戻ること
はるつげうお
春告魚
鰊(にしん)
はるはやて
春疾風
激しい春の突風
ひなが
日永
春に近づいてだんだん日が長くなること
ひましにはるめくこのごろ
日ましに春めくこのごろ
手紙などに書く季節の挨拶
ふじ
春から初夏にかけて、つるを伸ばした藤の木が美しい花を咲かせる
ふゆびより
冬日和
穏やかに晴れた冬の空模様のこと
みずぬるむ
水温む
春に水が温かく感じること
むぎふみ
麦踏み
春に、これからの生育を良くするために麦の芽を踏みつけること
やまわらう
山笑う
春になって草木が芽吹くこと

大和言葉の夏の季節にまつわる表現一覧

大和言葉の夏にまつわる表現を一覧にまとめました。

あいのかぜ
あいの風
北陸の日本海に面した地域で、春から夏にかけて吹く北東のさわやかな風
あおあらし
青嵐
初夏に吹く強い風
あかふじ
赤富士
夏の早朝に富士山が朝日で赤く染まって見える景色
あやめ
菖蒲
夏から秋にかけて青紫色の花
いたちぐも
鼬雲
積乱雲
うぐいすねをいる
鶯音を入る
晩夏になりウグイスがだんだんしずかになること
おおゆだち
大夕立
突然の激しい夕立
かやりび
蚊遣り火
蚊取り線香
くさいきれ
草いきれ
夏に草から熱気が出ている様子
くものみね
雲の峰
夏空に見える積乱雲
さおとめ
早乙女
田植えをする女性
さつき
さつき
五月ころに美しいピンク色の花を咲かせる
さつきばれ
五月晴れ
旧暦の梅雨の時期に垣間見える晴れのこと
すだれなごり
簾名残り
夏が終わり、すだれを片付けるときに夏を懐かしむ様子
せいらん
青嵐
つきすずし
月涼し
夏の夜空に出ている月を見て涼しさを感じること
でみず
出水
梅雨の大雨で起こる河川の氾濫
なつあさし
夏浅し
立夏(5月上旬)から日が浅い頃
なつのしも
夏の霜
夏の夜に、地面に月あかりが当たって霜が降りたように見えること
なつもはやたけなわ
夏も早たけなわ
手紙の最初に置く季節の言葉
はしい
端居
夏に縁側で過ごすこと
はすみ
蓮見
夏の早朝に開く蓮の花を見にいくこと
ひざかり
日盛り
夏の暑い時間帯
ふじ
春から初夏にかけて、つるを伸ばした藤の木が美しい花を咲かせる
みじかよ
短夜
夜の時間がいちばん短い夏至の頃の夜
むらさめ
群雨
夏に降る、強くなったり弱くなったりする雨
やませ
山背
山をこえて吹く風
やまびらき
山開き
夏になって霊峰に入ることを許されること
ゆうなぎ
夕凪
夕方の穏やかな情景
よめな
嫁菜
夏から秋にかけて白く美しい花を咲かせる
わくらば
病葉
病気にかかった葉

大和言葉の秋の季節にまつわる表現一覧

大和言葉の秋にまつわる表現を一覧にまとめました。

あきおうぎ
秋扇
秋になって使わなくなった扇が放置されている様子
あきかぜがたつ
秋風が立つ
愛情が薄れること
あきのかがみぐさ
秋の鏡草
アサガオ
あきのたのみ
秋田実
あきびより
秋日和
秋晴れのお出かけ日和のこと
あきまさにたけなわ
秋まさにたけなわ
秋のさなかであること
あさづき
朝月
秋の明け方に残っている月のこと
あやめ
菖蒲
夏から秋にかけて青紫色の花
いわしぐも
鰯雲
秋に見える鱗雲
おちあゆ
落鮎
秋になって散乱を終え、川をくだる鮎
おとしみず
落とし水
稲刈りのために田んぼの水を抜くこと
おやまあらい
御山洗
秋になって富士山を洗い清めるように降る雨のこと
かたわれづき
片割れ月
半分(もしくはそれ以上)が欠けた月のこと
かりわたし
雁渡し
秋に吹く北風
きく
秋の時期に黄色や白色を中心とした色合いの花を咲かせる
きくびより
菊日和
秋、菊が咲くころの好天気
きりひとは
桐一葉
桐の葉が落ちるのを見て、秋を知ること
くさもみじ
草紅葉
秋になって紅葉した草のこと
くれのあき
暮の秋
秋の終わりのこと
しものはな
霜の花
霜を花にたとえた表現
すだれなごり
簾名残り
夏が終わり、すだれを片付けるときに夏を懐かしむ様子
そらのかがみ
空の鏡
秋の夜に、鏡のように澄んで見える名月のこと
つきしろ
月代
月が出るころに、東の空が明るく白くなる光景
つきのきゃく
月の客
月見のために出てきた人
つきのしも
月の霜
月明りが地面を白く明るく照らし、霜が降りたように見えること。
はじかみ
生姜の別名
のわき
野分
秋から冬に強く吹く風
ほしづきよ
星月夜
月が出てないのに星の明かりで夜空が明るい様子
もちづき
望月
満月のこと
よいづき
宵月
秋の宵の時間帯に出る月のこと
よなが
夜長
秋になり夜が長くなること
よめな
嫁菜
夏から秋にかけて白く美しい花を咲かせる

大和言葉の冬の季節にまつわる表現一覧

大和言葉の冬にまつわる表現を一覧にまとめました。

あきのかがみぐさ
秋の鏡草
アサガオ
いてかぜ
凍風
冷たい冬の風
うすらい
薄氷
春先に薄く張った氷り
かざはな
風花
風にのって飛んでくる雪のこと
かれの
枯野
草が枯れた冬の野原
きたおろし
北颪
冬に山から吹き下ろす北風
こがらし
木枯(凩)
木の葉を散らす冬の強い風
こはるびより
小春日和
冬の暖かい1日
しぐれ
時雨
降ったりやんだりする冬の雨
しずり
垂り
木の枝に積もった雪が滑り落ちること
つきいつる
月凍つる
冬の月も凍ってしまうくらいの寒さのこと
つきがさえる
月が冴える
冴えきった大気の中で鏡のように澄んだ月の様子
つばき
椿
寒い冬にも花を咲かせる数少ない植物
としようい
年用意
新年を迎えるための準備
ふゆざれ
冬ざれ
草木が枯れて荒れた冬の様子
ふゆびより
冬日和
穏やかに晴れた冬の空模様のこと
ふゆみかづき
冬三日月
冬の三日月のこと
やまねむる
山眠る
冬になって山が色を失う様子
ゆきのはな
雪の花
ひらひらと降る雪を、舞い散る花びらに例えた表現

大和言葉の季節にまつわる表現を取り入れて好感度アップ

ここまで紹介してきたように、大和言葉には季節にまつわる表現がたくさんあります。

日常生活において誰かと会話するときに、さりげなく季節に関する表現として大和言葉を取り入れると、

「この人は教養深いんだな」

と相手の人にアピールすることができ、あなたの好感度を高めることができますよ。

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