なぜ大和言葉は柔らかい印象になるのか?その3つの理由を紹介

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「大和言葉には柔らかい印象がある」

これは誰もが感覚的に理解していることであり、そのメリットを生かすために大和言葉を身に付けたいと感じている方も多いことでしょう。

大和言葉について紹介している多くのサイトや書籍でも、「大和言葉を取り入れて、物腰を柔らかくしましょう」といった旨の説明がされています。

ただ、

「どうして大和言葉は柔らかい印象になるのか?」

という部分について、記載されているサイトなどは見かけません。

この記事では、大和言葉がなぜ柔らかい印象になるのかを考察します。

なぜ大和言葉は柔らかい印象になるのか?

さっそくですが、大和言葉が柔らかい印象になるのは、どうしてでしょうか?

筆者としては、以下の3つが理由として考えられると思っています。

  • 響きが滑らかだから
  • 意味を理解しやすいから
  • ひらがな表記が多いから

それぞれについて、お話していきます。

理由① 響きが滑らかだから

当たり前に感じるかもしれませんが、大和言葉が柔らかい印象になるのは、その響きが滑らかだからという理由がまず挙げられます。

大和言葉は基本的に、漢字で表記された場合は「訓読み」をすることになります。

「開始(かいし)」ではなく「始める(はじめる)」など。

この訓読みが相手に柔らかい印象を与えやすくなります。

これは、反対に「音読み」をする漢語を考えると分かりやすいです。

(上の例で言うと、「開始」が漢語にあたります)

あなたは日常生活でさまざまな文章に触れていると思いますが、たまに「この文章、堅苦しくて分かりにくいな・・」と感じることはありませんか?

  • 国や自治体のホームページ
  • 契約書や各種手続きに関する書類

などでは、特に「堅苦しい」という印象が強いと思います。

これは、そこで用いられている言葉の中に、大和言葉よりも漢語が大きな割合で含まれているからです。

理由② 意味を理解しやすいから

次に考えられる理由として、日本人にとって大和言葉は意味を理解しやすいことが挙げられます。

相手言っている言葉が聞き取りやすく、何の抵抗も感じないまま意味をすっと理解できれば、それは柔らかいという印象につながります。

ぱっと聞いただけで意味が理解できるということは、それだけあなたの脳に負担がかからず、心地よいと感じるからです。

こう考える根拠は、大和言葉が古代の日本で使われ続けてきた言葉だからです。

私たちの祖先は、日本に漢字が伝わる前から、話し言葉として大和言葉を使ってきました。

逆に言えば、文字がなくても、音を聞いただけで意味が理解できる言葉だということ。

  • 「山(やま)」
  • 「あいにく」
  • 「なれそめ」

など、聞いただけでも意味がすぐに頭に浮かびますよね。

ですが、漢語の場合は、意味を理解するまでに少し手間がかかります。

例えば、「週間」という言葉を伝えたくても、相手は「週刊」「習慣」「収監」など、意味がまったく違う言葉を連想する可能性があります。

「しゅうかん」という響きが耳に入っただけでは、意味がすぐには浮かばないのです。

理由③ ひらがな表記が多いから

3つ目は、大和言葉の方がひらがな表記の割合が増えるからという理由です。

(これは話し言葉というより、書き言葉の場合の話になりますが)

  • 「容姿端麗」→「見目麗しい」
  • 「夢中」→「心を寄せる」
  • 「不安が解消して安心する」→「胸を撫でおろす」

このような言い換え・書き換えをすることによって、ひらがなの表記が増えます。

これにより、読む人にとっては柔らかい印象の文章となるのです。

ビジネスにおいても、「読みやすいメールや文書は漢字3割・ひらがな7割」とよく言われます。

大和言葉を取り入れることによって、自然と「ひらがな7割」の状態に近づきます。

大和言葉なら柔らかい応対ができる

相手に柔らかい印象が伝わる

ここまでお話してきた理由により、大和言葉は相手に柔らかい印象を与えることができます。

積極的に会話に取り入れることによって、あなたに対して

  • 親しみやすい
  • 優しそう
  • 話しやすい

といった印象を与えることができます。

これはビジネスなどにおいても、とても効果的です。

大和言葉の柔らかい印象のおかげで、誰もがぎこちない会話になりやすい初対面の相手ともスムーズに会話しやすくなります。

自分自身の心持ちも柔らかくなる

柔らかい印象の大和言葉を取り入れることによって、話し手であるあなた自身の心持ちも柔らかになります。

試しに

  • 有り体に申しますと(正直に言いますと)
  • 腕によりをかける(一生懸命に)
  • 恐れ入ります(恐縮です)
  • つまるところ(結局は)

などの大和言葉を実際に口に出してみてください。

なめらかな響きである大和言葉を発しただけで、あなた自身の気持ちも落ち着き、品がある人間だと感じてきませんか?

ただでさえ相手に柔らかい印象を与えてくれる大和言葉ですが、自然とあなた自身の品格も高まるため、相乗効果で相手に良い印象を与えることができるのです。

参考:ビジネスで使える大和言葉の一覧20選|言い換えるだけで好印象に >>

柔らかい大和言葉を身に付けるには?

このように、柔らかい印象を与えられる大和言葉は相手との良好な人間関係を築くのにとても効果的です。

ぜひ会話に取り入れていきましょう。

大和言葉を紹介している書籍はさまざまなものがありますが、特に『美しい大和言葉の言い回し』がオススメです。

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日本の「言葉」倶楽部(著)|三笠書房
  • 実践で使える表現ばかりが掲載されている
  • 例文や使い方の説明が充実している
  • 持ち運びやすい文庫サイズだからスキマ時間で勉強できる

などの理由から、当サイトではこの書籍を推しています。

(筆者はこの書籍をキッカケに大和言葉の世界にハマりました)

参考:美しい大和言葉の言い回し|書籍の口コミ・レビュー紹介 >>

皆さんが大和言葉を通して、よりよい人間関係を築いていただけることを願っています。

ボールペンでノートに文字を書いている画像

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