空耳は大和言葉で何?空耳の意味は「聞き間違え」ではない?
「空耳」という言葉は、日本語の面白い表現の一つです。
これは、元々は洋楽や外国映画の歌詞やセリフを日本語に聞き間違えたり、勝手に解釈したりすることを指しています。
しかし、実際の意味は「聞き間違え」だけではないことをご存知でしょうか?
この記事では、「空耳」という表現について、深堀していきます。
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空耳を表す大和言葉は「空音(そらね)」
「空耳」を大和言葉でいうと「空音(そらね)」になります。
この「空音」には、「うそ」という意味があり、現代の私たちが認識している「空耳」の意味とはかなり違いがあるようです。
ちなみに、同じ発音をする言葉に「空寝(そらね)」があります。
これは「たぬき寝入り」つまり、寝ているフリをしているという意味になります。
どちらも「うそ」というニュアンスを含んでおり、発音自体は同じであるため、間違えないように注意が必要です。
空耳の意味は「聞き間違え」ではない?
「空耳」という言葉はもともと「無いはずの音が聞こえること」という意味です。
これは、辞書サイトにも載っています。
そら-みみ【空耳】
読み方:そらみみ
1 実際にはない音や声が聞こえたように思うこと。「母の声がしたと思ったが、-だった」
<以下略>
Weblio辞書「空耳」ページより引用
現代では「聞き間違え」という意味でも浸透していますよね。
どうやら、いつの間にか違った意味で私たちに浸透していたようです。
このような違う意味で浸透してしまった理由について、Yahoo知恵袋の意見の中に興味深いものがありました。
深夜テレビ番組「タモリ倶楽部」の名物コーナー、「空耳アワー」(洋楽の歌詞が変な日本語に聞こえることを面白がるコーナー)が元ではないかとにらんでいます
Yahoo知恵袋より引用
ちなみに、似た表現に「空目(そらめ)」があります。
これは「無いはずのものが見えること」という意味です。
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まとめ
「空耳」に対応する大和言葉「空音(そらね)」について、こんな単語があることを知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
対応しているというものの、「空音」には「うそ」という意味があり、現代に生きる私たちに浸透している「聞き間違え」とは違うので、会話に取り入れる際には注意が必要です。
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