大和言葉を店名にするメリットは?名前を考えるにはどうすればいい?
町を歩いていると、「みやび」や「しぐれ」のような、風流な大和言葉を名前に採用しているお店を見かけます。
- お店の名前に大和言葉を採用するメリットは何なのか
- 自分がお店を開くときに、どうやって大和言葉の名前をつければいいのか
について、この記事でお話していきます。
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目次
大和言葉を店名にするメリット
大和言葉を店名にするメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 伝統・格式の高さをアピールできる
- 年齢が高めのターゲットに特に印象が良い
- 外国人に日本のサービスであることを伝えやすい
それぞれについて解説していきます。
伝統・格式の高さをアピールできる
大和言葉の名前が店名になっていると、そのお店に対して「日本の伝統を大切にしている素敵なお店なんだな」「格式が高くてオシャレそうだな」という印象を持ってもらいやすいです。
そのおかげで、提供する料理やサービスの単価を上げやすくなるのが嬉しいポイントです。
例えば、自分が日本料理のお店を出すときに
- 日本料理「プロフェッショナル」
- 日本料理「匠(たくみ)」
どちらが日本の格式高さを表現できるのかは、一目瞭然ですね。
(この例はカタカナ語と日本語の比較でもあるので分かりやすいですが)
ほかにも、居酒屋を出店する場合は、たとえば夜の愛称である「小夜(さよ)」という名前にすると、日本の伝統を感じつつも、静かで快適な時間が過ごせそうだという印象を与えられます。
また、女性客がターゲットの飲食店なら「早乙女(さおとめ)」という「田植えをする女性」という意味の大和言葉なんかもオシャレです。
年齢が高めのターゲットに特に印象が良い
大和言葉は、特に年齢が高いシニア層に対して印象が良いです。
若者の間では、「ゴチ」「ポーション」をはじめとする横文字の単語が流行し、そのような横文字の言葉を安易にお店の名前として採用する経営者も多いです。
このような世の中の流れに対して、比較的年齢が高い客層からすると、「また横文字か、意味が分かりにくいな」という印象でうんざりしている可能性も高いです。
そんな中で、昔から日本で使われてきた伝統のある大和言葉の名前を店名に採用することで、「どことなく親近感がある」「何のお店なのか分かりやすい」と感じてもらえることでしょう。
決して、大和言葉の店名が若者に効果がないというわけではありませんが、高齢層に対してのパフォーマンスの方が、より高いことが想像できます。
外国人に日本のサービスであることを伝えやすい
大和言葉の店名は、外国人にとって「ここは日本の伝統があるお店なんだな」という認識をしてもらいやすいです。
特に観光客に対して、高い効果が見込めます。
その理由は、観光客は「せっかく日本に来たのだから、日本にしかないものを食べたい(買いたい)」と思っているからです。
逆の立場になって考えると分かりやすいです。
あなたが外国、たとえばアメリカに旅行に行った場合、そこでわざわざ日本料理のお店を探さないですよね?
もしお店の名前で「GOHAN」「TAKOYAKI」などのような日本語をそのまま英語にしたような名前のお店があっても、わざわざ入らないでしょう。
日本に来た外国人観光客も同様で、「〇〇フード」のようなお店よりも、「〇〇屋」のような和を感じるお店に入りたいと感じるはずです。
ターゲットとなる客層に外国人が含まれる場合は、日本の風情ある大和言葉を店名にする方が、馴染んでもらいやすいと言えます。
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大和言葉の店名を考える方法
「大和言葉を店名にすることは決めたけど、いい名前が浮かばない」そんな悩みもきっと出てくることでしょう。
その解決策を紹介します。
以下の3通りの方法が有効です。
- 人名を参考にする
- 大和言葉の単語一覧を見る
- クラウドソーシングで募集する
それぞれについて、解説します↓
人名を参考にする
大和言葉の店名が思いつかない場合は、人の名前を参考にしてみると良いです。
人名に使われている大和言葉は、そのまま店名としても成り立ちやすいものが多いです。
この記事の前半で紹介した「小夜(さよ)」も、人名として使われる大和言葉です。
他にも、「楓(かえで)」「弥生(やよい)」「司(つかさ)」など、日本の伝統を感じさせる素敵な名前がたくさんあります。
他の候補については、こちらの記事↓もご覧ください。
>> 大和言葉の名前一覧【女の子・男の子】漢字の例と画数もわかる
店名の響きは、大和言葉の人名を参考にして、表記は違う漢字を当てるというのも、オリジナリティを出しやすい方法になります。
例えば、居酒屋なら「夜宵(やよい)」などはどうでしょうか?
素敵な夜の時間を過ごせそうではありませんか?
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大和言葉の単語一覧を見る
人名以外についても、大和言葉はお店の名前を考えるのにとても参考になります。
当サイト「大和言葉なび」では、大和言葉について800語近くをデータベースとして一覧にしています。
ぜひ、店名として使えるものがないか、探してみてください。
「こんな言葉遣いがあるのか」と、普段の教養を高めるのにも、とても効果的ですよ!
クラウドソーシングで募集する
「自分ではどうしてもセンスのいい名前が思いつかない・・」そんな状況に陥り落ち込んでしまう方もいるかもしれません。
そんな場合は、ぜひクラウドソーシングを使ってみてください。
有名なものだと、以下の2つがあります↓
使い方としては、あなたが「依頼者」として、「大和言葉の店名を考えてほしいです。イメージは~~で。」のような案件を出し、たくさんの応募者が名前の候補を出してくれて、好みのアイデアを採用する、という流れです。
具体例があると分かりやすいと思います。
以下に、クラウドワークスで実際に店名を募集していた案件を2つ見つけたので、紹介します↓
1000件を超えるような応募があったりと、自分では到底思いつかないアイデアをたくさん集めることができます。
このようにクラウドソーシングのサービスを有効に使うことも、選択肢として頭に入れておきましょう。
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大和言葉の店名で事業の成功率アップ
ここまでお話してきたように、大和言葉の名前を店名にすることで、
- 伝統・格式の高さをアピールできる
- 年齢が高めのターゲットに特に印象が良い
- 外国人に日本のサービスであることを伝えやすい
という効果が期待できます。
あなたが出店するサービスが少しでも日本の要素を含んでいる場合は、積極的に大和言葉の店名を採用してみることをオススメします。
世の中にあふれる横文字のライバルから抜きんでて、事業の成功率がアップすること間違いなしです。
当サイトでは、大和言葉を一覧にしたデータベースを用意しています。
お気に入りの表現がないか、チェックしてみてくださいね♪