辛い気持ちを表す大和言葉まとめ
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目次
辛い気持ちを表す大和言葉
浮き世をたつ(うきよをたつ)
「浮き世をたつ」は、生計を立てるという意味です。
辛い世の中(浮き世)を生きていくということを表現していて、そこには「生きるのが辛い」という感情が隠れています。
敢えなし(あえなし)
「敢えなし」は、ガッカリという意味の言葉です。
もともと「何かしようとしても、どうしようもできない」という気持ちを表現しており、辛い気持ちを含んだ言葉といえるでしょう。
生憎(あいにく)
「生憎」は、都合が悪い状況を表しています。
「相手の期待に添えられず、残念に思う」という気持ちですが、ここにも辛いという感情が含まれています。
憂し(うし)
「憂し」は、切ないという意味の言葉です。
「嫌になる」とう意味の「倦む(うむ)」が語源となっています。
裏目に出る(うらめにでる)
「裏目に出る」は、良い結果を得ようとして行ったことが、かえって悪い結果に終わってしまうことを表します。
よかれと思って行ったことが裏目に出ると、誰でも辛いと感じるものです。
おけらになる
「おけらになる」は、お金が無くなるという意味です。
お金がないと不安に駆られて、気持ちが塞いでしまいます。
おじゃんになる
「おじゃんになる」は、計画が途中でダメになってしまうことを表します。
期待していた通りに物事が進まず、辛いという感情につながります。
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お力落とし(おちからおとし)
「お力落とし」は、気を落とすことを表し、主にお悔やみのときに使われる表現です。
人が亡くなってしまうと、誰でも辛い気持ちになってしまいます。
思い苦し(おもいぐるし)
「思い苦し」は、苦しいという意味の言葉です。
辛いという感情に直結する感情ですね。
時雨る(しぐる)
「時雨る」は、涙で濡れる、つまり泣いてしまうことを表す表現です。
辛い出来事があったために、泣いていることがほとんどだと言えます。
涙にむす
「涙にむす」は、涙を流しながらむせていることを表しています。
「時雨る」と同様、辛い出来事があって泣いているのでしょう。
「時雨る」よりも、より悲しい気持ちでいっぱいになっていることが伝わります。
ままならぬ
「ままならぬ」は、思い通りにいかないという意味の言葉です。
誰でも物事がうまく進まず、思い通りに運ばなかったときはイライラしたり、辛い気持ちになりますね。
水の泡
努力が無駄になるのは、辛いし悲しくなるものです。
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大和言葉には辛い気持ちにまつわる表現がたくさんある
これまで見てきたように、大和言葉には「辛い」という気持ちを含んだ表現がたくさんあります。
適切に言葉を選ぶことで、さまざまな「辛い」という気持ちの違いを繊細に表現してくれます。
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